平家物語ノート
2012年10月3日水曜日
灌頂巻:建礼門院の最後
建礼門院がなくなる直前に、次のような描写がある。
御念仏のこえ、ようようよわらせましましければ、西に紫雲たなびき、異香室にみち、音楽そらに聞ゆ。
この直後に、建礼門院は息を引き取る。そして、この物語全体も、終わりを迎える。
阿弥陀如来の来迎をイメージしている、といわれるこのシーンだが、映画を見慣れた現代人は、すぐに、SFXを駆使した特撮シーンを想像してしまう。
一度読んだら、二度と忘れられないシーンだ。
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