2012年4月8日日曜日

巻第二:四天王寺で伝法灌頂を受ける後白河法皇

来るべき清盛との全面対決に備えるためか、後白河法皇は、紀三井寺の僧正から、密教の秘法をうけ、比叡山を配慮して、紀三井寺をさけて浪速の四天王寺で伝法灌頂を受ける。

しかし、これに比叡山側が反発。後白河法皇は、清盛に命じて比叡山の制圧を命じる。これにより、比叡山は一気に荒廃してしまう。

続いて、物語の中では、信濃の善光寺が、その580年の歴史に中で、初めて炎上してしまったことが記されている。

筆者は、こうした状況に対して、王法が滅びる時はまず仏法がまずはじめに滅びる、とも、これは平氏の没落の前触れであるとも記している。

0 件のコメント:

コメントを投稿