建礼門院の男子出産の祈願のため、重盛の進言によって、恩赦を行うことになった。
その恩赦によって、鹿ケ谷の陰謀の罪によって、遠く鬼界ヶ島に流されていた3人のうち、丹波少将成経と平の判官康頼は、許されて都に戻ることになった。
俊覚僧都は、鹿ケ谷の陰謀の主犯と判断され、帰還は許されなかった。
少将成経は、帰還の途中、期せずして、父が流された地で、父の墓と対面する。
一方、島に残された俊覚僧都は、結局、島でその生涯を終えることになった。
物語は、俊覚を助けなけなかったことを、平家の滅亡の一因としている。
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