平家物語ノート
2012年4月8日日曜日
巻第二:世渡り上手の藤原実定
いつの時代も、世渡り上手な人物は存在するものだ。この物語には、藤原実定という人物が登場する。
藤原実定は、知人の進言に基づいて、清盛が築いた厳島神社に長期間滞在し、自らの出世をひたすらに祈った。
そして、都に戻り、その参拝を清盛にアピール。すると、清盛はその切実さに感心し、ついには自分の子供を退けて、藤原実定を大納言に任命する。
物語の筆者は、成親とこの藤原実定を対比し、成親もそれぐらい清盛にアピールしておけば、流罪先で不遇の死を遂げることもなかったろうに、と記述している。
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