2012年6月6日水曜日

巻第六:高倉上皇の死

清盛の死の直前、高倉上皇も死を迎えていた。わずか19年の生涯だった。

清盛の娘、建礼門院との間に、安徳天皇を設け、立場としては、完全に清盛派であった。しかし、興福寺の焼失や、その後の社会の混乱に心を痛め、死を迎えた。そうした、性格的に線の細い人物として描かれている。


巻第六には、高倉上皇が紅葉がよても好きだったこと。身分の低い武士が、着ているものを奪われた時に、自分の着物をあげた、という、その心優しさを表すエピソードを紹介している。

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