2012年6月5日火曜日

巻第六:清盛の死

平家物語の、ちょうど中間にあたる巻第六では、ついに、清盛が死を迎える。

清盛は、猛烈な熱病に襲われる。その熱の強烈さは、清盛の周り、四五間(1間はおよそ1.8メートル)にいると、熱くて堪えられなかった、と記されている。

物語では、清盛がそうした熱病に見舞われた原因として、奈良の東大寺や興福寺を焼失させてしまったからであるとしている。

因果応報は、平家物語をつなぬく、基本的な歴史観であった。

0 件のコメント:

コメントを投稿