2012年6月6日水曜日

巻第六:平家包囲網の完成

清盛の生前から、関東では頼朝が挙兵し、北陸では木曾義仲が挙兵していた。

しかし、清盛の死と前後して、平家の勢力範囲と考えられていた、四国や九州などでも、反平氏の狼煙が上がる。

寺社勢力も、南都は勿論のこと、比叡山、伊勢神宮、熊野も、反平氏に傾いていった。

清盛亡き後の、平家の頭領・宗盛は、そうした中、従一位という最高位の位に昇進する。しかし、すでに平家の命運は尽きていた。

清盛の死とともに、この物語は、平家の滅亡に向けて、大きくその流れを変えていく。

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