2012年6月16日土曜日

巻第七:歌人としての平忠度

清盛の父である平忠盛の六男、平忠度。清盛とは異母兄弟であった。和歌に優れ、藤原定家の父である、藤原俊成に師事していた。

都落ちに当たり、その藤原俊成のもとを訪れ、自らの歌集を託した。

源平合戦の後、中断されていた勅撰和歌集、千載集の編纂が再会され、選者の藤原俊成は、読み人知らずの歌として、平忠度の次の和歌を載せた。

さざなみや志賀の都はあれにしをむかしながらの山ざくらかな

何のことはない、シンプルな歌のようだが、次第に、いろいろなことが、心に浮かんくる、不思議な歌だ。

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