2012年8月15日水曜日

巻第九:後白河法皇の本意

いよいよ、源義経、範頼が平家との戦いに向かうにあたり、後白河法皇が言ったことは、ただひとつ。”3種の神器を持ち帰れ”。

平家の元には、高倉天皇がほぼ囚われのみになっているが、後白河法皇によっては、平清盛の孫に当たる高倉天皇、あるいはその周辺の平家の人物には、何の思い入れもなかった。

後白河法皇は、ただただ、天皇家の継承の証である、3種の神器だけを、平家から取り戻したかった。

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