意気揚々と、鎌倉へ凱旋する義経だったが、梶原景時の源頼朝への讒言により、頼朝から鎌倉に入ることを許されず、腰越の地で、かの有名な、腰越状を書き、頼朝に送る。
源義経恐れながら申し上げ候意趣者・・・
ではじまる文章が、この物語では長々と引用されている。
勿論、これが、本物であるかどうかは、誰にもわからない。多分、だれかの創作だろう。
しかし、文章が、いかにも本物らしい。この物語が、単なる物語ではなく、本当の話のように思わせる演出のひとつが、こうした部分にも見ることができる。
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